埼玉県川口市の株式会社大西鋳工所はダクタイル鋳鉄(FCD伸び)、砂型鋳物の製造・加工のご依頼を承っております。

当社について

株式会社大西鋳工所

当社の取り組みについて

製品の多様化、高度化に伴い、特に重要部品である球状黒鉛鋳鉄に対するご要望は厳しく、品質の向上、寸法精度の高精度化、納期の短縮が強く要請されているのが現状であります。
弊社は、これらのご要望にお応えするため、JIS規格を上回る高品質なダクダイル鋳鉄品を安定供給することを第一に、製造設備・作業環境の改善、業務効率の向上に取り組みお客様のご要望にお応え致しております。

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技術紹介

球状黒鉛鋳鉄の品質指標(QI)の定義

(引張強さ)² ×(伸び)=Q
引張強さと伸びがよくコンビネーションされていることを示し、材質として有用性が高いことを意味します。 高いQIを得ていることが、下記の結果として表れました。
当社の伸びのある高強度材質は、多くのお客様より高い評価を頂いております。

高い製造技術による高伸び製品

グラフ

ASCAST FCD400
引張り451 伸び26

グラフ

ASCAST FCD700
引張り740 伸び8

機械的性質

鋳鉄が作られるには 液体化→凝固→固体化 の過程を必ず通ることになります。 鋳鉄溶湯は、温度低下とともに液体収縮し、液相線の温度で初晶黒鉛と初晶オーステナイトの晶出が始まり、共晶温度に至ると共晶凝固を開始して凝固を終了します。 こうした凝固のメカニズムの中で、ガスの溶け込みや放出、表面張力、引け性、黒鉛による膨張、鋳型の変形挙動等、様々な動きが暗黙のうちに進行していくことが鋳物作りの上で難しいことです。 こうした一連の挙動について研究者の方の理論解析、技術の研鑽を深めその活用、さらに凝固シュミレーションにより考察し、また、材質面においても強度と伸びのコンビネーションを良くし、高強度、高伸びの材料を追求することで当社の1番の命題である安定した品質の製品を作り、お客様にご使用頂いております。

凝固シミュレーションによる考察

内部欠陥のない製品を提供するために、設計段階からシミュレーションを行うことをご提案しています。 凝固シミュレーションより最終凝固域の凝固時間が得られます。この凝固時間よりモジュラスを算出し方案設計を行います。 特に複雑な形状の製品に行うことで、試作や不良対策のコストのロス低減をはかり、より安定的に、より高品質の製品をご提供することに繋がります。

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